床
2階、3階の製品倉庫。床のひび割れ、そのままにしていませんか?
目次
はじめに
なぜ、上記の画像のように床が割れてしまうのでしょうか?
2階、3階の床は1階の床にくらべて厚みが薄く打設されています。1階の床は構造物自体を支えるため、また大型機械の搬入も想定して、荷重に耐える床設計で厚みがある床につくられています。しかしながら、2階、3階の床はフォークリフトの総重量(車体+積載荷重)を基にして床スラブの厚みで設計されており、1階に比べると最小設計厚の厚みになります。
割れる原因としては、フォークリフト走行の集中荷重の繰り返しによって、床面が振動し、たわみが発して亀の甲状に割れていきます。
割れが進行し、コンクリートが砕けて段差が激しくなるとフォークリフト走行でバランスを崩して荷崩れを起こしたり、人に接触して怪我させたりするリスクがあります。
割れがひどくなってくると、段差が激しくなり、簡単に補修ができなくなっていきます。
補修なのか、対応できる床に補強なのか?この場合、補強しないと更に問題が悪化します。
何か対応できるものがないかとお探しではないですか?
割れ対策なら、「FARB工法」で解決
「FARB工法」
耐震補強にも使われているアラミド繊維を床に貼り塗りこむことによって、従来の床に比べて高い剛性の床を形成します。縦横二方向の繊維の織込みで補強することで縦横からの振動や引張に対してクラックを抑制します。 更に振動を抑制し強い衝撃が加わっても振動も最小限に抑え、早く減衰させます。慎重になっていたリフトマンも安心して走行でき、問題になっていた作業効率も改善します。




施工した現場の声
「10年間割れることもなく、振動も抑えられて、リフトマンも安心して運搬できる」とのコメントもいただいております。
人が乗ったら、割れてしまう発砲スチロールでも天面と底面にこの工法を施工すると発砲スチロールの板の上で人が飛び跳ねても割れなく、ビックリします。
まとめ
現場から発生する作業効率の低下、荷崩れで起きる品質不良、労災事故は避けたいですよね。コンクリート構造物の構造計算も変わっており、歴史がある建物ほど、フォークリフトの総重量(車体+積載荷重)や鉄筋の配置が不足している場合があり、問題を抱えています。
弊社では「ひとつでも現場での安全、安心を確保する」を目指しており、問題を解決する方法を提案しています。
アトミクスでは、現場調査や適切な塗料の選定・施工指導まで対応しています。専門的な工法になるため、施工店のご紹介も可能です。自社でも上記のような問題を抱えていると思ったら、まずはお気軽にお問合せください。