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【設備投資の削減】遮熱バリアルーフ、遮熱バリアルーフSiの塗装で安くなるかも・・・

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目次

はじめに

今年の夏は猛暑でかなり暑い時期をお過ごしになったかと思います。
2025年6月には熱中症対策が義務化となり、次の夏までに遮熱塗装を検討している方、また台風に備え漏水の予防で屋根塗装を検討している方、必見です!

屋根の塗装になると面積も大きく塗りの工事だけでも材料費などがかかります。また塗りだけでなく足場の設置などで金額が大きくなります。
今回は屋根の塗装でできるだけお安くなる可能性がある塗料を紹介したいと思います。

一般的な屋根塗装とは?

工程製品
下塗りプライマー
中塗り屋根塗料
上塗り屋根塗料
① 下塗り(プライマー)
古い屋根材に塗料を密着させるための接着剤の役割。
② 中塗り
色を付ける塗料の1回目。膜厚(塗膜の厚み)を作る工程。
③ 上塗り
同じ塗料の2回目。色むらを無くし、耐久性を確保。

このように一般的には3工程の塗り工程となります。
※下地の状況によっては回数が増える場合があります。

アトム遮熱バリアルーフの塗装工程

工程製品
下塗りアトムエポガードプライマー
上塗りアトム遮熱バリアルーフorアトム遮熱バリアルーフSi

※アトム遮熱バリアルーフとアトム遮熱バリアルーフSiは樹脂が変わり耐候性が変わります。
一般的な塗装工程と変わりアトム遮熱バリアルーフ(アトム遮熱バリアルーフSi)の場合、プライマーは同様ですが上塗りが一回塗りとなります。

一般的な塗料よりも膜厚があることで耐久性に優れ、かつ、塗り工程数が少ないため工事費用を抑えられる可能性があります。

工程数が少ないとなぜ費用を抑えることができるのか

理由①:職人の作業日数が減る
塗り回数が減れば、職人が現場に入る日数が少なくなるため、人工代(作業費)を抑えられます。
理由②:使用する塗料の量が減る
塗り工程数が減ると、塗料の使用量も減るため材料費も削減できます。

どれくらい金額が変わるのか

では実際にどれくらい金額が変わるのかシミュレーションしたいと思います。
比較対象となる一般的な屋根塗料は、同一条件とするため二液性の遮熱塗料で統一します。

【共通設定】

下地金属屋根
面積1000㎡
人工代30,000円/日
1日の人工数10人工

※1日1工程とします。
※1人あたりの施工面積は、ローラー塗りで100㎡/日と仮定します。
※下地処理費および足場費用は共通条件のため、本シミュレーションでは割愛します。

当社二液シリコン遮熱塗料の場合

【当社二液シリコン遮熱塗料(一般的な屋根塗料想定) 塗装仕様】

工程製品名希釈剤希釈量塗布量
プライマーアトムエポガードプライマー合成シンナーNo.505%0.2 kg/㎡
下塗り二液シリコン遮熱塗料希釈シンナー15%0.15 kg/㎡
上塗り二液シリコン遮熱塗料II希釈シンナー15%0.15 kg/㎡

【当社二液シリコン遮熱塗料(一般的な屋根塗料想定) 材料積算表】※2023年5月の設計価格表参照

製品名(荷姿)荷姿使用量缶数設計価格合計金額
アトムエポガードプライマー15kg2001438,800円543,200円
合成シンナーNo.5016L10116,800円16,800円
二液シリコン遮熱塗料14kg3002246,700円1,027,400円
希釈シンナー16L4539,100円36,400円
材料費合計1,623,800円

設計価格ベースでのシミュレーションになるため実際の金額とは異なります。
※使用量=面積×塗布量
※缶数=使用量/荷姿

【当社二液シリコン遮熱塗料(一般的な屋根塗料想定) 工事代】

材料費1,623,800円
人工代(30,000円×10人×3日)900,000円
合計2,523,800円

※その他経費は割愛します。

アトム遮熱バリアルーフSiの場合

【アトム遮熱バリアルーフSi 塗装仕様】

工程製品名希釈剤希釈量塗布量
プライマーアトムエポガードプライマー合成シンナーNo.505%0.2 kg/㎡
上塗りアトム遮熱バリアルーフSi合成シンナーNo.505%0.2 kg/㎡

【アトム遮熱バリアルーフSi 材料積算表】※2023年5月の設計価格表参照

製品名(荷姿)荷姿使用量缶数設計価格合計金額
アトムエポガードプライマー15kg2001438,800円543,200円
合成シンナーNo.5016L20216,800円33,600円
アトム遮熱バリアルーフSi14kg2001553,700円805,500円
材料費合計1,382,300円

設計価格ベースでのシミュレーションになるため実際の金額とは異なります。
※使用量=面積×塗布量
※缶数=使用量/荷姿

【アトム遮熱バリアルーフSi 工事代】

材料費1,382,300円
人工代(30,000円×10人×3日)600,000円
合計1,982,300円

※その他経費は割愛します。

シミュレーション結果

塗装仕様工事金額
当社二液シリコン遮熱塗料2,523,800円
アトム遮熱バリアルーフSi1,982,300円
差異△541,500円

設計価格ベースでのシミュレーションになるため実際の金額とは異なります。

1000㎡でシミュレーションした結果
アトム遮熱バリアルーフを使用することで約54万円削減することができます。

おわりに

いかがでしたでしょうか。
私自身も今回改めてシミュレーションするとこんなに差が出るとはびっくりでした。
来年の夏もかなり暑くなることが予想されますので夏を迎える前に屋根の遮熱塗装をぜひご検討ください。
その際にはなるべく出費を抑えるためにも「アトム遮熱バリアルーフ」「アトム遮熱バリアルーフSi」をご検討ください。
屋根塗装だけではなくASシステムを使ったドローン飛行で屋根の調査も短時間で可能です。
こちらも合わせてご検討ください。

よくある質問

Q アトム遮熱バリアルーフ、アトム遮熱バリアルーフSiの遮熱性はどれくらいなのか
A 詳細は弊社ホームページからカタログを参照ください(アトム遮熱バリアルーフ/アトム遮熱バリアルーフSi | アトミクス株式会社
Q アトム遮熱バリアルーフ、アトム遮熱バリアルーフSiの色はどんな色があるか
A 詳細は弊社ホームページからカタログを参照ください(アトム遮熱バリアルーフ/アトム遮熱バリアルーフSi | アトミクス株式会社

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執筆者: 幕間のマリオネット

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