概要

床の仕上げで困っている場所ってたくさんあると思います。日常メンテナンスで使用している次亜塩素酸系の薬品など、毎日使う薬品もあります。酸系の薬品では製造過程で使用する薬品もあります。ここでは、床のコンクリートを劣化させてしまう薬品に対しての対策方法をご紹介しています。

目次

酸がこぼれたら床はどうなるのか

コンクリートの床は薬品に浸食されると劣化が始まり、ボロボロになってしまいます。
さらに、そのまま放置しておくと凹凸や水溜まりの原因にもつながります。
見た目で分かる注意のサインとして

• 玉砂利が見える
• 凹凸ができている
• 水溜まりが発生している

などの状態がないか確認しましょう
他にも色が褪せてきたなども見逃してはいけません。

フォークリフトのバッテリー充填場所など

工場内で使用するフォークリフト置き場では、バッテリーの充填液の影響を受けて床が傷んでしまいます。コンクリート床は薬品（有機酸）に侵されやすく、そのためエポキシ樹脂系、ウレタン樹脂系の塗り床材で対策をしていることがあります。酸の種類によって適切な材料の選定が必要です。
対策可能な製品としては
「デリックガード」「フロアガードUG ペースト工法」「フロアトップ#8000 」などがあり、いずれも耐酸性を備えた塗り床材になります。
薬品に侵された現象として

• はがれ
• つまずき
• ゴミ溜まり
• 通行がしにくい

などの対策におすすめです。

採用実績が豊富です

フォークリフトの充填場所以外でも、食品工場、醸造工場、漬物工場、酢酸を使用する工場、厨房床、倉庫（バックヤード）他にも、耐薬品性を要求される場所に採用されています。

湿潤面作業場
薬品置き場
漬物製造場
バッテリー置き場

• 湿潤面などウェットエリアにも対応できる仕様があります（豆腐工場）
• 乾燥性が早く、短時間での仕上げの可能な仕様があります（漬物工場）
• 臭気は少なく、食品工場等の環境でも作業が可能です（飲料水工場）

「デリックガード」（有機酸に強い）床仕上げ材

速硬化型・低臭ビニルエステル系樹脂の塗り床材は、耐有機酸性に優れており、低臭気であることから、フォークリフトのバッテリー充填室、醸造工場、製造工場、漬物工場等の職場のコンクリート床面を保護し、保全のために推奨できる材料です。衛生的な床、丈夫で長期間安心して使用できる環境を作り上げるのに最適です。
水を使用する環境では、「ウエットガード プライマー仕様」で施工が可能です。時間の取れない場所でも短工期（翌朝までには）で仕上げができます。

まとめ

ご紹介した塗り床材は、バッテリー液に強いだけでなく、抜群の強度を誇ります。重量物を運搬する車両走行にも長期間の作業環境維持に貢献し、耐衝撃や耐摩耗に抜群の性能を示します。水性タイプで毒性・刺激臭が少ないタイプなど作業場に合わせた選定も可能です。
ぜひお問い合わせください！