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欠損や段差が起こす問題や対策方法

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概要

工場や倉庫の床でこんな欠損や段差を見たことはありませんか?
小さな欠損や段差だからと放置していると欠損部の角欠けが広がり、さらに不陸が大きくなって台車の運搬がしづらく、作業効率が低下します。
今回は、欠損や段差から発生する問題と補修方法をご紹介します。
欠損や段差から起きるつまずきや、台車の運搬支障などを改善したい方はぜひご覧ください。

目次

欠損、段差から起きる原因

「小さな欠けだから、段差を放置していた!そのうち直せばいいや」と考える方も多いようです。

ただし放置した結果、問題が発生してしまい、補修しておけばよかったと後悔することになりかねません。

倉庫や工場のコンクリート床で欠損や段差が発生する原因

欠損や段差が発生する原因としては、主に以下の3つが考えられます。

衝撃が加わる作業をしている

車両整備工場の床では、工具を落とした衝撃で床面に欠けが生じる場合があります。車両の整備のため、工具は必要不可欠な道具ですから、作業上やむを得ないケースといえます。しかし欠けを放置すると、つまずきの原因となったり、台車で運搬する際、欠損にタイヤを取られて運搬がしづらくなる可能性があります。

重量がある製品の製造をしており、重量物の運搬がある

重量物の運搬がある床

金属製品など加工している工場では、製品の上げ下ろしや運搬において床が傷んでいきます。特に金属製品には重量があり、落とした衝撃で大きな欠損が発生します。また欠けた床面に対して重量がある製品を運搬するため、角欠けが広がり、段差や不陸が大きくなっていきます。

食品などの加工で、熱水、酢酸、乳酸、クエン酸などの有機酸がかかり浸食されている場合

熱水、油、酢酸、乳酸、クエン酸などの有機酸が食品加工の過程で溢れた床の様子

熱水、油、酢酸、乳酸、クエン酸などの有機酸が食品加工の過程で床にこぼれたり飛散した場合、コンクリートが浸食され劣化が進行していきます。

劣化したコンクリート床の欠損や段差の放置は危険

劣化したコンクリート床の欠損、段差は、そのまま放置しても問題ないと思っていませんか?

これらの欠損や段差を放置すると、つまずきによる転倒からケガをして労災が発生したり、フォークリフト走行においては、安全走行ができず荷崩れが発生しやすくなります。 過去には、走行中に荷崩れしたことから、通行を妨げたりケガをさせた事例もあります。以上のことからも、欠損や段差を放置せず、補修して安全な作業環境を確保することが重要です。
特に食品工場などでは、欠損部分に汚れが溜まり、不衛生な環境となることで害虫発生の原因になる場合もあります。

劣化したコンクリート床の欠損、段差の補修方法

自分たちで補修可能編<小さな凹みの補修>(500 円玉くらいの凹み補修に最適)

小さな凹みを補修している様子

小さな凹みやクラック補修材は「ウマールチューブカラー」や「スーパーウマール」が有効で地域の塗料販売店で購入できます。

<欠損補修 リペアキッド補修小僧>(大きさ10cm、深さ2cmくらいの欠損補修に最適)

リペアキッド補修小僧

施工方法
リペアキッド補修小僧で補修している様子

欠損や段差が激しい場合には、以下のような補修方法があります。

<専門業者による施工>

大きな穴埋めや下地の段差修正

大きな穴埋めをしている様子

樹脂モルタルや無溶剤エポキシ樹脂にて段差や不陸を修正する方法になります。これらは専門的な知識や技量が必要になり、専門業者への施工依頼が必要になります。

長さ(目安)幅(目安)深さ(目安)推奨製品
クラック補修10mm以上10mmくらい5mmくらいウマールチューブカラー
スーパーウマール
欠損補修200mmくらい100mmくらい10mmくらいリペアキッド補修小僧
段差補修全面5mmくらいタフモル(樹脂モルタル)

まとめ

さいごに
欠損・段差によって補修できる材料をラインナップしております。現場環境の安全性の確保や使用される環境に応じて、適切な材料の補修材料の選定が必要になります。
安全対策や品質対策での環境改善のお手伝いをさせていただいております。現場環境に応じて適切な補修材料をご紹介させていただきますので、お気軽にご相談ください。

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