床
床の汚れを放っておくとどうなるの?洗浄の重要性や方法について解説します!
はじめに
工場の床の汚れを放置したままにしていませんか?
床の汚れを放置すると、工場の美観を損なうだけでなく、特に油分を含む汚れの場合、滑りやすくなり転倒の原因となる恐れがあります。さらに、これらの汚れは製品の品質に影響を及ぼす可能性があり、放置すると床や壁の劣化を招くことにもつながります。
水とブラシだけで簡単に落とせれば良いのですが、機械油や食品油、ヒールマーク、スラッジなど、長年蓄積された頑固な汚れは、こすってもなかなか落ちないことがあります。
このコラムでは、工場の床を定期的に洗浄する重要性と、効果的な清掃方法についてご紹介します。
目次
床洗浄の重要性
薬品工場や自動車整備場では、油、酸、アルカリ、有機溶剤などが頻繁に使用されます。これらが床面に付着・堆積すると、滑りやすくなり事故のリスクを高める要因となります。
さらに、そのまま放置すると、床の著しい劣化を招き、床材本来の性能が発揮できなくなるだけでなく、ひび割れや欠損の原因にもなります。
また、堆積した汚れが悪臭を放ったり、製品に付着や混入することで品質への悪影響も懸念されます。
安心して作業を行うことができないような汚れた床は、従業員の意識やモチベーションを低下させかねません。外部からの印象を損なう要因にもなります。
工場の美観を保つことはもちろんのこと、労災防止、作業効率UP、製品の品質管理の観点からも、定期的に床を洗浄し、不具合の発生を防ぎ、劣化を防止するための適切な維持管理が必要です。
床洗浄の方法
床の洗浄方法は一般的に、常に水が流れている、もしくは水を流しても問題ない環境で行われる『ウェット方式』と、少量しか水を流せない、もしくは全く流せない環境で行われる『ドライ方式』に分類されます。
ウェット方式
水を使用できるため、洗浄しやすく効率的に汚れを除去できます。しかし、水に濡れた状態が長時間続くことで、細菌が繁殖しやすくなるというデメリットがあります。
◆洗浄の手順
- 箒や塵取りでゴミを取り除く。もしくは床清掃機(スイーパー)で取り除く。
- 洗浄剤を撒き、汚れを浮かせる。
- モップやブラシ、ポリッシャーなどで汚れをしっかりとこすり落とす。
- 水を使って汚水を流すか、専用の機器で回収する。
- ワイパーなどで水気を切り乾燥させる。
ドライ方式
乾燥状態を保つことで細菌の繁殖を抑え、滑りにくい環境を維持できます。しかし、水を使用しないため、定期的に洗浄を行わないと汚れが堆積しやすいのが課題です。
◆洗浄の手順
- 箒や塵取りでゴミを取り除く。もしくは床清掃機(スイーパー)で取り除く。
- 洗浄剤を含ませたモップなどで床を拭く。
- きれいなモップなどで汚水を回収する。
- スクイージーで水気を切る。もしくは乾いたモップで拭き乾燥させる。
製品紹介
ウェット方式、ドライ方式のいずれの場合も、床に堆積した汚れを落とすには専用の洗浄剤が必要になります。
アトミクスでは、異なる特長を持つ2種類の水性タイプの洗浄剤をご用意しています。次に、それぞれの特長についてご紹介いたします。
「フロアトップオイルオフクリーナー」
「フロアトップオイルオフクリーナー」は無リン・強アルカリ性の水性洗浄剤です。
日常の清掃やメンテナンスから、長期間堆積した油汚れの除去まで、幅広い用途に対応できる画期的な洗浄剤です。
さらに、鉱物油、動物油、植物油など、油の種類を問わず洗浄できます。
床に長期間蓄積し、汚れがわからなくなるほど泥や油分を含んだ頑固な汚れも、フロアトップオイルオフクリーナーならしっかりと洗浄できます。
「フロアトップオイルオフクリーナー」は「スーパーオイルクリーン」と比較して洗浄力が高く、グリスや機械油にも適応できます。
また、落ちにくい油汚れや油泥層は、60℃くらいのお湯を併用することで油分が溶けやすくなり、効果的に除去できます。特に頑固な油汚れがある場合は、お湯との併用をおすすめします。
スーパーオイルクリーン
洗浄前
洗浄後
非イオン系界面活性剤を主成分とした強力洗浄剤です。
塗り床材の上に付着したヒールマーク・タイヤマーク・機械油・グリースの汚れや固着しているスラッジ等を簡単に洗浄・除去します。
オイルオフクリーナーと比較して、アルカリ洗浄剤のような激しい刺激がなく、(作業の際の保護手袋は必要ではありますが)皮膚に優しい洗浄剤です。
まとめ
いかがだったでしょうか?
日常的に床の洗浄を行い衛生的な環境を維持することで、美観だけでなく従業員の生産性やモチベーションの向上に繋がります。ぜひアトミクスの洗浄剤を床のメンテナンスにご活用ください。
また、汚れにくい床・清掃しやすい床のご提案も可能ですので、まずはお気軽にお問合せください。