床
水性の帯電防止床塗料を発売
目次
はじめに
冬場の製造現場で、不快な静電気や製品への影響に悩んだことはありませんか?
特に電子部品や精密機器を扱う現場では、静電気放電によるトラブルが品質不良の一因となることも少なくありません。現場の機械は基本的にアース接地やイオナイザの使用により一定の対策がされていますが、実は「人」の動きによって発生する静電気が見落とされがちです。
摩擦や誘導によって帯電した作業員が、そのまま製品に触れることで不具合が生じることもあり、静電気対策は依然として重要な課題です。そんな中、「自分たちで簡単に施工できる静電気対策」があったら、やってみたいと思いませんか?
導電マットだけでは不十分? 静電気対策の落とし穴
製造ラインにある機械は基本アースに接地されており、またイオナイザの併用で対策されているので影響が少なくなりますが、作業している人は動きの中で剥離帯電、摩擦帯電、誘導帯電で静電気を持ち込み、静電気放電や破壊で電子部品や加工する製品に不具合を生じさせます。
また、同じ場所に立ち続けることが多い作業現場では、マットの一部だけが汚れやすく、結果的に帯電防止効果が限定的になってしまいます。さらに、マットの端がめくれたり反り返ったりすると、作業者がつまずいたり、台車が引っかかったりと、安全性や作業効率にも悪影響を及ぼします。
部分的な対策では品質管理に不安が残る――そんな声が増えているのも現場のリアルです。
「床から」始める静電気対策という選択肢
帯電防止塗料は床全体に静電気対策の帯電防止塗料を塗装することにより、その部屋に入った瞬間から、静電気対策がスタートします。
静電気対策は塗料レベルで対応ができないと勘違いされている話も聞きます。下記に示した通り、導電性マットと帯電防止床塗料の帯電防止効果に性能差はありません。
導電性マット | 105Ω~109Ω(電気抵抗値) |
フォルティス帯電防止仕様 (帯電防止床塗料) | 105Ω~108Ω(漏洩抵抗値) JIS C 61340-4-1に従って設計 |
中には「塗料レベルでは効果がないのでは?」という誤解もありますが、導電性マットと比較しても、帯電防止塗料の性能に遜色はありません。さらに、アトミクスが提供する水性タイプの帯電防止塗料は、従業員の方でも簡単に施工ができ、臭気も少なく乾燥性にも優れているため、日常業務への影響を最小限に抑えつつ、長期にわたって安定した帯電防止効果を発揮します。
まとめ
従業員の方でも簡単にできる水性の帯電防止塗料を発売しました。水性なので臭気が少なく、乾燥性に優れ、安定した帯電防止効果で現場環境をかえます。自分たちで品質や安全対策のために現場環境を変えませんか?
アトミクスでは経験豊富な営業マンによる事前の現場調査や材料・仕様のご提案、小面積のテスト施工、材料のサンプル提供、施工指導などの対応も可能ですので、ぜひご相談ください。