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金属床に塗り床材を塗装したら錆が発生?その原因と正しい対策とは

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目次

はじめに

近年、働き方の多様化や施工が容易な製品の普及、コスト削減ニーズの高まりから従業員の方たちで工場の床を塗装する機会が増えてきています。床の塗装は耐久性と美観を向上する上で有効な手段ではありますが、自分たちで塗装したことによりトラブルが発生するケースも少なくありません。
今回はそんなトラブルの中でも、金属面に塗装した際に発生しがちな『錆』の対策についてご紹介したいと思います。

なぜ金属床に錆が発生するのか?

◆施工前の要因

  • 下地処理不足
    金属面の下地処理不足により、錆や汚れ、油分が残ったまま塗装を行ったことで密着不良や塗膜下での腐食が進行し、塗膜の中で錆が発生する可能性があります。
  • プライマーの選定ミス
    金属下地に防錆効果のないプライマーを施工すると、金属下地からの錆を抑えられず、上塗りにまで錆が進行することがあります。

◆施工後の要因

  • 塗り床材の耐久性不足
    歩行者やフォークリフト、台車の往来により塗り床材が摩耗し、金属面が露出することで錆が発生する原因となります。

錆を防ぐための正しい対策とは?

◆施工前の要因

  • 下地処理不足
    対策:下地の状況に適した下地処理(ケレン)を行ってください。そのまま塗装すると錆の進行が止まらず剥がれの原因となるため、サンドペーパーやワイヤーブラシ等で除去する必要があります。
  • プライマーの選定ミス
    対策:防錆効果のある塗り床材用のプライマーを使用してください。アトミクス製品の『フロアトップアクアプライマーハエレオ』は別途、防錆添加剤を添加することで、金属面に使用した際に錆の発生を防ぐことができます。
フロアトップアクアプライマーハエレオについてはこちらから

◆施工後の要因

  • 塗り床材の耐久性不足
    対策:通行頻度の激しい部分は、耐久性(耐摩耗性)の高い塗り床を選定してださい。アトミクス製品のフロアトップアクアフォルティスはフォークリフトの往来にも耐久性も持ち、水性のため臭気も少ないため、上記ハエレオとの相性も良いため、従業員施工にもおすすめです。

    ※縞鋼板のつなぎ目のジョイント部分は塗膜が割れる可能性があります。
    ※端部は剥がれやすくなります。
    ※縞鋼板などの凹凸がある場合は凸部が摩耗しやすいです。
フフロアトップアクアフォルティスについてはこちらから

フロアトップアクアシリーズについてはこちらのコラムでも解説しております。

『人にも地球にも優しい環境配慮型塗料』

まとめ

金属床に塗り床材を塗装する際に発生する「錆」は、ほとんどが施工前の下地処理や材料選定のミスが原因です。見た目には問題がないように見えても、内部で腐食が進んでしまうと、後から大きな修繕コストが発生することもあります。

錆が発生した場合、
1.塗膜を剥離・錆を除去(機械研磨やブラスト処理)
2.再度、下地処理と防錆プライマーの塗布
3.塗り床材を再施工
「錆が出たらすべてやり直し」となるため、最初の下地処理と製品選定が、いかに重要かが分かります。

金属下地への塗装に関するご相談や現場調査など、お気軽に弊社までお問い合わせください。
経験豊富な営業マンによる現場調査や小面積のテスト施工、材料のサンプル提供、施工指導などの対応も可能です。是非ご検討ください。

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