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遮熱と断熱はどう違う?酷暑を乗り越える使い分け

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目次

はじめに

2026年始まりました。今年もコラムを充実させ皆様の職場のお役立ちをしていければと思います。
昨年は「職場における熱中症対策の義務化」という事が一つのキーワードとして上がり、お問合せも多く受けました。ただ現実問題として占い師でも天気予報士でもない塗料製造メーカーの一社員である私でも、酷暑は今年も続くと考えます。
それもそのはず、気象庁では2025年8月に日本の過去最高気温が更新されました。
その中で様々な業界が建築物の熱中症対策方法を提案しておりますが今回は表題にある「遮熱」「断熱」とは何が違う?という点について説明していきます。

基本的な考え方

それでは、目的・構造・特長の3つに分けてそれぞれの違いを見ていきましょう。

「遮熱」

目的:熱を「入れ難くする」「内部に侵入し難くする」という事が基本となります。
構造: 太陽光・赤外線を反射させて表面温度の上昇を抑える・熱エネルギーを遮るという構造となります。(下図参照)
特長: 夏の暑さ対策で特に効果を発揮します。
色や表面構造の影響が大きく、塗料業界では遮熱塗料という言い方の方がポピュラーですが高日射反射塗料という名称で呼ぶ事も多いです。酒は飲まない

「断熱」

目的:熱を「伝え難くする」「逃がさない」という事が基本となります。
構造: 熱の伝導・対流を抑制、空気層や多孔質素材で熱移動を遅らせるという構造になります。(下図参照)
熱の伝導・対流を抑制、空気層や多孔質素材で熱移動を遅らせるという構造になります。
特長: 夏も冬も効果があり、室内温度を安定させます。
断熱材としてグラスウール・発泡ウレタン等々の外壁と内壁の間に施工されている事も多いです。

屋外に施工するのが遮熱・室内に施工するのが断熱と分けられれば簡単なのですが…
実は「外断熱」という外側にも断熱層を設けることで断熱効果を構造上形成する事も可能です。これは改修・リフォーム含めて建物を継続的に利用する場合・断熱効果を強化したい場合には、内側より外側を改修する方が現実的である事にも起因します。

そして外側に施工することで太陽光を反射させる「遮熱」という効果を付与することが可能な工法・部材も出てきております。
しかし、たとえば工場などで屋根面積が大きい場合や、夏場・日中の稼働時間が長い場合は、遮熱塗料を検討の一つに入れてみるなど、求める効果、建物の使用目的に合わせて選択することが重要です。

おわりに

上記した仕組み・構造の違いで「遮熱」「断熱」という部分は変わります。「断熱」の効果は夏場・冬に効果を発揮します。一方「遮熱」の効果は夏場という時期が限定的ではありますが、同時期の効果は高いと言われてます。また遮熱×断熱という効果をパワーアップする方法や昨今はこの効果+αの部分をPRポイントとして挙げている商材も増えてます。
言葉にとらわれず目的・費用対効果・施工部位への特性を考慮して検討して頂ければと思います。
ちなみに弊社におきましては「遮熱」の部材として「アクアルーフ」「遮熱バリアルーフ」「遮熱バリアルーフSi」を上市しております。アクアルーフは低臭、防水など+αの性能も備えています。別コラムで詳細を記載しておりますのでご参照ください。

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執筆者: 絶頂鏡ペカ

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