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屋根

雨にも負けず!錆にも負けず!~金属屋根を熱と錆から守り、防水効果を付与~

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概要

地球温暖化に伴い、平均気温の上昇、暴風雨や干ばつといった異常気象の発生件数が増加しています。異常気象をきっかけに建築物に影響が出てきている話をニュースなどで目にする機会も多いかもしれません。2023年6月の千葉での記録的大雨では、住宅の被害は8つの市で合わせて16棟確認され、このうちベランダや屋根の破損など一部損壊が柏市で2棟、床上浸水が印西市で3棟、床下浸水が船橋市や野田市などで合わせて11棟だったそうです。
自然災害はやはり分かっていても怖いものですね。

このような自然災害では防ぎきれない部分もあるとは思いますが、屋根などは経年劣化にも注意が必要です。
特にむき出しの屋根などは劣化する速度が上がり、日々のメンテナンスが必要不可欠です。この記事では、屋根の劣化に対していち早く発見、対策を取る方法をご紹介していきます。

目次

伸び率500%!?

復習となりますが、一言でいうと「アクアルーフ」は〝鉄部に塗れる機能性屋根塗料!〟です。ただの屋根材塗料ではありません。今回はその、機能性についてご紹介致します。

まず結論から申し上げますと「アクアルーフ」はアクリルゴムという特殊な※1樹脂が使われています。
その樹脂の効果+特徴でなんと塗膜が500 %も伸びます!伸びると何が良いの…?と思った方もいらっしゃるかと思います。

実は屋根(鉄部)にはかなり動きがあり、普通の塗膜だと破けてしまう恐れがあります。
塗膜が切れる、破れる、はがれる…、せっかく塗ったのにとがっくり。さらに不具合が起きた部分から水が入り込み、漏水ということも起きかねません。
しかし!「アクアルーフ」で施工を行うことで上記の不具合をカバーすることができます。

また、塗膜が一般の屋根材塗料とは違い緻密な塗膜になっていることで雨水の侵入を防ぐこともできます!

錆はどこいった?

上記で伸び率のお話をしましたが、実は「アクアルーフ」の特徴はそれだけではありません。なんと※2溶剤2液錆止め同等の効果がある!んです。
下の写真からも分かるように水性なのに溶剤の塗料と同じくらいの効果があります!

私も最初にこの会社に入ったときは同じような反応でした。塗料は何種類かに分類できます。

簡単に説明をすると、「アクアルーフ」そのものに秘密があります!
※3プライマーレスで錆を抑えながら中塗りの塗料を塗ることができます。本来は鉄部の屋根には錆止めのプライマー塗装をして、中塗りをし、トップコートが一般的ですが、「アクアルーフ」であればプライマーは必要なく機械塗装であれば2工程で塗装ができる点も特徴です。

防水工法仕様書

▶ ジョイント処理部(防水処理)

工程製品名希釈剤希釈量(wt%)塗布量(kg/㎡)塗装間隔(時間)
23℃5~10℃
1 下地処理施工要領を参照
2 および下塗りアクアルーフ無希釈00.25~0.303以上4以上
3 テープ処理プチルテープ
4 増し塗りアクアルーフ無希釈00.303以上16以上
☆ シーリング処理 ・プチルテープが貼れない箇所の防水処理
・シーリングによる防水処理(プチルテープ処理を行わない場合)
→ 施工要領を参照

▶ 全体
ジョイント処理部(防水処理)を行った後に全体を塗装してください。

工程製品名希釈剤希釈量(wt%)塗布量(kg/㎡)塗装間隔(時間)
23℃5~10℃
1 中塗り1アクアルーフ無希釈00.253以上4以上
2 中塗り2アクアルーフ無希釈00.253以上16以上
3 上塗りアクアルーフトップ無希釈00.15

まとめ

いかがでしたでしょうか。
今回はアクアルーフ(防水仕様)に関しての説明をさせていただきました。
このコラムをご覧になった方、ぜひ工場や倉庫の屋根を確認して、万が一劣化などがあれば塗装の検討をすることも一つの選択肢になるかと思います。

また、アトミクスではドローン調査も行っています。ご自身での調査が難しいなどのお悩み、ご相談などがございましたら一度こちらのコラムをご覧ください!

アトムサーベイシステム

※1 樹脂
塗料の性質を決めるのが樹脂です。天然樹脂(ロジンやセラック)、アクリル樹脂、シリコン樹脂、ウレタン樹脂のような合成樹脂などさまざまな種類があり、樹脂の違いによって耐候性があるもの、柔軟性があるもの、耐薬品性があるものなど、その塗料の特徴が決まります。
※2 溶剤 2液
塗料には簡単に大きく分けると水性/溶剤 1液/2液という区分けがあります。(厳密に分けるとさらにあります。)油性で主剤と硬化剤を混ぜて使うものを溶剤 2液と言います。
※3 プライマーレス
塗料には接着剤の役割を果たすプライマーという塗料があります。基本的にはプライマーを塗装することが一般的ですが、プライマーを塗らずにメインの塗料を塗装できることを言います。

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