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熱水やスチーム(熱衝撃)によるはがれから起きる問題や対策方法

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概要

食品工場の床が熱水やスチーム洗浄ではがれてしまい困ったことはありませんか?
衛生面の確保のために塗装すればよいのではなく、現場使用環境に合った塗り床材でなければ、耐久性がなくはがれてしまいます。
今回は、食品工場における問題と補修方法をご紹介します。改善したい方はぜひご覧ください。

目次

塗膜がはがれる原因

「塗装してきれいにすれば大丈夫だと思っていた」という声は少なくありません。
ただし耐久性がない塗り床材で塗装すると長持ちせず、はがれてしまいます。
なぜでしょうか?

食品工場、厨房床ではがれる原因

はがれる原因としては、主に以下のことが挙げられます。

選定した塗り床材の耐熱水性が低い

エポキシ施工現場の様子

エポキシ施工現場

一般的に塗り床材で多く使われているエポキシ樹脂系塗料は、耐久性が高いと思われているケースが多いですが、40 を超えると塗膜物性の維持ができません。また、熱衝撃が繰り返されることで塗膜が軟化➡硬化➡軟化を繰り返し、塗膜が収縮し割れてはがれてくる可能性があります。

はがれて起きる問題

塗り床材がはがれることで異物混入の原因になり、更に段差が発生し、汚れが溜まりやすくなります。また段差はつまずきの原因になることや、その部位に汚れがたまるとハエがにおいにつられ寄って卵を産み、不衛生な環境がつくられてしまいます。このような問題を起こさないよう、はがれにくい耐久性に優れた塗り床材の選定が必要になります。

コンクリート床のはがれの様子

食品工場のコンクリート床のはがれの放置はNG!

食品工場床のはがれは軽微なものだとしても放置をしてはいけません。

令和3年6月1日からHACCP対応での衛生管理で製造することが求められています。床のはがれを放置することは、異物混入の発生や不衛生な環境の原因となり、本来求めるべき作業環境ではなくなっていきます。
衛生管理の実施状況に不備がある場合、まずは口頭や書面での改善指導が行われます。改善が図られない場合は、営業の禁止や停止などの行政処分が下されることがあり、行政処分に従わず営業したときは、懲役又は罰金に処される可能性があります。

熱衝撃ではがれない床にするには

熱水やスチーム洗浄に強い「フロアガードUモルタル工法」が最適です。

施工後13年経過し、熱衝撃が加わってもはがれがなかったフロアガードUモルタル工法

佃煮製造現場にて施工後13年経過し、熱衝撃が加わってもはがれがなかった実績から、2021年改修時にも採用。

「フロアガードU モルタル工法」(責任施工品)

材質は水性硬質ウレタン樹脂になります。低臭で、1工程で施工が完了し短工期が実現できます。性能としては120℃の熱油にも対応した熱衝撃の性能はもとより、1kg鉄球の落球を1mの高さから1000回落とす落球試験に関しても、基材が割れない限り塗膜も割れにくい特性を持っています。
この製品の施工には専門的な知識や技量が必要になり、専門業者への施工依頼が必要になります。

まとめ

倉庫や工場の目的に合わせた塗装やコーティングを選定することで、コンクリート床の劣化を防ぎ、現場で困っていた問題点を解決します。現場環境や作業内容に適した材料を選定することが重要になりますので、ぜひご相談ください。

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