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工場内のエリア分けを行い、安全を明確にする① 動線編

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概要

皆様の工場内は停止線や横断歩道などのラインが引かれていたり、さまざまな色で区画分けしたりと、いわゆるゾーニングがされていますよね。
今回は安全対策や5S活動に役立つ、塗料を用いてのゾーニングについてご紹介します。

目次

ゾーニングとは?

そもそもゾーニングとは、「区分する」、「区別する」といった意味を持ちます。ここでは工場内の通路や作業場にラインを引いたり、色分けをして、5S対策や安全対策、動線の確保、作業効率アップを目的とするものを、ゾーニングと表現します。

塗装によるゾーニングを行うことで、新たに壁を作る必要がないためコストを抑えることができ、目視するだけで誰でもわかりやすく区域の違いを認識することができます。

人と物の動線分けのメリット

ほとんどの工場や物流倉庫でフォークリフトやトラックの往来が行われてますが、歩行者との通路が分けられていないと、安全意識が低下してヒヤリハットや事故につながる可能性があります。

運転手がいくら注意をしていても、作業範囲に突然他の従業員が入ってきた場合には、接触事故が発生しやすくなります。

また、曲がり角や物があふれている箇所は死角となり、接触してしまう危険性があります。

フォークリフトやトラックと歩行者の通路をゾーニングすることで動線を明確にすることで、事故を未然に防ぎ、安全性の向上につながります。

事故を防ぐためのゾーニングの方法とは

従業員の安全を確保するために、どのようにゾーニングをしたらよいのでしょうか。
簡単かつ、低コストで行えるのが下の写真のようなライン引きです。

ライン引きの図

工場内に横断歩道や停止線も引くことができます。

テープでも対応可能ですが、使用箇所によっては付着が悪かったり、はがれた際のテープ跡により見栄えが悪くなってしまうなどのデメリットがあります。

アトミクスの「ハードラインシリーズ」は全国シェアNO.1のライン用塗料です。
水性・溶剤タイプ、屋内・屋外に使用可能なタイプ、さまざまな下地に付着することのできるプライマーもラインナップしているため、場所や用途に応じて使い分けることができます。

ライン用塗料は白・黄色が一般的ですが、「水性ハードラインカラー」は緑・青・赤も標準色としてラインナップ(調色も可)しており、区分けの幅が広がります。

ローラー・刷毛で塗装可能ですので、専門業者に頼むことなく、従業員の方々で、コストをかけることなく安全対策が行えます。

適正な塗装道具について

また、ライン引きだけでなく面で色を着けるとより効果的です。面で塗ることでより視認しやすくなり、安全の見える化に大きく貢献します。

床用塗料の図

アトミクスは床用塗料にも特化したメーカーですので、こちらも水性・溶剤タイプ、屋内・屋外に使用可能なタイプ、さまざまな下地に付着することのできるプライマーもラインナップしています。

製品活用事例

選定する塗料や施工方法によっては日常のメンテナンスや清掃作業を容易にし、さらに滑りにくいといった機能を付与することもできます。

せっかくゾーニングしたのに消えてしまっては元も子もないですよね?
耐汚染性にすぐれたクリヤー塗料をゾーニングした箇所に施工することで、耐久性・耐汚染性が向上します。また、色分けがはっきりし、視認しやすくなるため、安全性も向上します。

クリヤー塗料の図

耐久性のある塗料を選定することで塗料のはがれやコンクリートの劣化を防止し、床の欠損部分でのつまづきを防止します。
耐熱水性や耐薬品性を備えた塗料もラインナップしておりますので、環境に合わせて塗り床材を選定することができます。

フォークリフトの出入り口やスロープをより強防滑の仕上げにすることで、フォークリフトのスリップ事故を防止し、従業員の怪我や商品の落下を防ぐことができます。

耐熱水性や耐薬品性を備えた塗料を選定することでフォークリフトのスリップ事故を防止

まとめ

ゾーニングを行い動線を明確にすることで、従業員の安全性を向上することができます。簡単なライン引きや色分けであれば従業員の方々で十分施工可能な材料もご準備しております。材料や仕様・施工方法のご相談などお気軽にお問い合わせください。
また、まっすぐ線を引きたい・きれいに仕上げたい・防滑性や耐久性などの機能を付与したい場合には専門業者のご紹介も可能です。
この機会に工場内外のゾーニングについてご検討されてはいかがでしょうか?

ひび割れ、剥がれ、凹凸、劣化などなど塗料に関する疑問をお持ちの方はお気軽にご相談ください

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