屋根
台風シーズン前に見直すべき工場屋根防水チェックリスト~簡単セルフチェック~
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目次
◆なぜ台風前に屋根防水を点検すべきなのか?
台風シーズンになると、工場や倉庫の屋根から雨漏りが発生しやすくなります。「去年までは大丈夫だったのに、今年は雨漏りが…」というケースも多く、防水の劣化は目に見えにくいのが特徴です。 台風後に修理するとコストも被害も大きくなるため、事前点検がとても重要です。今回は点検時にどこを確認したらいいのかまとめました。
◆工場屋根 防水チェックリスト
屋根の表面の状態を見る

- 色あせやチョーキング(触ると白い粉が手につく)がないか
- 防水シートや塗膜にひび割れがないか
- 水たまり(雨後に溜まった跡)が残っていないか
色あせやひび割れがある場合は寿命のサインとなります。
また水たまりが起きる要因としては勾配不良や劣化の可能性があります。
接合部やつなぎ目を確認

- 金属屋根のジョイント部(重なり部分)が浮いていないか
- シーリング(コーキング材)がひび割れしていないか
- 折板屋根のボルトキャップが割れていないか
金属屋根の場合、何枚もの板をつなぎ合わせているためつなぎ目が浮いていると雨水の侵入口になりやすい要注意ポイントです。
つなぎ目やボルトキャップ部分に使用しているシーリング(コーキング材)にひび割れがあると雨水が浸入しやすいです。
ボルトキャップに割れが発生している場合は雨水で中のボルトがサビて劣化が進むため確認が必要です。
雨樋・ドレン(排水口)の点検

- 枯れ葉やゴミで詰まっていないか
- サビや穴が空いていないか
- 水がスムーズに流れるか
排水不良は屋根に水が溜まり、あらゆる箇所からの漏水の原因になりますので確認が必要です。
天井裏のチェック

- 錆がないか
- 台風や大雨の後に「ポタッ」と水滴が落ちてこないか
水滴が落ちてきている場合は、すでに雨水が侵入している可能性大です。
漏水が確認できた場合は、雨水の侵入経路は真上とは限らないため屋上、壁、様々なところからの可能性があります。
◆見つけた場合の対応

- 小さな異常(軽い色あせやゴミ詰まり)
→ 清掃する必要があります。またチョーキングが酷い場合は塗り替えの検討も必要です。 - ひび割れやシール劣化
→ 専門業者に相談を。早めに部分補修すれば費用を抑えられます。 - 漏水がある
→ 弊社へご相談ください。放置すると鉄骨や機械にダメージが広がります。
まとめ

工場屋根の防水は「台風が来てから」では手遅れです。
台風シーズン前の点検で
・表面の劣化
・接合部の状態
・排水の詰まり
・室内の雨染み
をチェックしておけば、雨漏りや設備トラブルを未然に防げます。
日頃から点検を心がけましょう。
また屋上にのぼることが困難な場合は弊社でドローンの空撮にて確認可能です。
また屋根の塗り替えについても遮熱、防水ができる屋根塗料を準備していますのでお気軽にご相談ください。