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安全な屋根塗装の心得

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概要

昨今、自社の営繕作業は従業員の方々でできる限り行う会社が増えてきています。その一環として屋根塗装も自社で行うことを検討される場合があるかもしれません。このコラムでは、従業員の方々で塗装を行うか?専門業者に任せた方が良いのか?屋根塗装を検討する上での基本的な流れとポイントをご紹介していきます。

目次

屋根塗装を考える時に必要なこと

一般的に塗装を専門業者に任せた場合、材料・施工道具・工賃がかかります。自分達で施工する場合はこの工賃の部分が差し引かれますが、屋根塗装の場合はこの項目にプラスして足場費用を検討する必要があります。室内より屋根に降りられる形状であればまだよいのですが、以下のケースでは高所作業であること・転落のリスクがあるため、専門業者に任せた方が良いと思われます。

  1. 脚立・はしごなどを利用しなくてはいけない
  2. 傾斜(平らでない)が付いているため滑ってしまう危険性がある
  3. スレート素材・瓦などの基材の種類においては欠損の危険性がある

自社で行う場合は工賃の節約はもとより達成感や意識向上などのメリットも多くありますが、まずは安全対策がしっかりできるという前提を意識してください。

屋根塗装の手順/気配り

自社で行う場合・専門業者に任せる場合においても屋根塗装はどのような手順で行われるのでしょうか?基本の手順の流れを知ることは重要です。以下が基本の流れとなります。

  1. 足場の設置
  2. 周辺の養生
  3. 下地処理
  4. プライマー/錆止め塗料の塗装
    ※材料によっては仕上げ塗料に上記性能を有する製品もあります。
  5. 仕上げ塗料の塗装
  6. 足場の解体
  7. 完成

付帯事項がなければ概ねこのような流れとなります。
屋根の塗装は当然ですが屋外で行いますので、実際に塗装する方々以外の周辺にも気を配らなければいけません。

実際に塗装する方々は

  1. フルハーネス等の装着による高所作業時での安全対策
  2. 周辺の養生を行い、飛散対策や屋根以外に塗料がつかない・汚さない対策
  3. 塗料は化学物質となるため材料に合った適切な保護具着用
  4. 天候に対しての対策⇒塗料は硬化時間があるため塗装直後に降雨があると流れてしまいます。
  5. 体調管理。特に暑さ対策

周辺の気配り

  1. 臭気についての対策
  2. 塗料の飛散に対しての周辺に駐車している車などの移動・車カバーの対策
  3. 周辺への塗装告知
    特に隣接して住宅地や工場はプライバシーの問題、機密保持の問題が発生する場合がありますのでご注意ください。

以上の点の対策を充分にとった上で屋根塗装を行いましょう。

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