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機械押さえされたコンクリート床塗装での注意点

    執筆者: 補修一徹

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    目次

    はじめに

    コンクリートは打設後の養生や配合によって緻密さが大きく変わります。特に水セメント比を低く抑え、充分な締固めを行ったコンクリートは、表面が非常に密実で硬くなるため、耐久性に優れる一方で、塗料の付着性が低下します。 特に機械押さえし、緻密なコンクリートになったコンクリートには塗装する際、注意が必要になります。

    浸透性低下による密着不良

    緻密なコンクリートは毛細管空隙が少なく、塗料の浸透がほとんど期待できません。そのため、絨毯を敷いているように塗膜が「乗っているだけ」の状態になりやすく、密着不良や剥離の原因となります。一般的に使用するプライマーでは付着しないため、下塗りには緻密な面に対応を可能とした専用プライマーを選定することが必要になります。

    下地処理の徹底

    打設した後のコンクリート表面にはレイタンス(セメントの微粒子が浮いた層)が残りやすく、これが塗膜の密着を阻害します。
    雷おこしの上に塗装した状態と同じように、負荷がかかるとその層が砕けて剥がれにつながります。
    塗装前にはサンディング処理にて、レイタンス、エフロ層を除去し、健全な下地を露出させる必要があります。
    特に床面では、重量物の往来などの影響を受けるため、剥離を防ぐため、下地処理度が付着を左右します。

    サンディング処理にてレイタンス、エフロ除去作業
    ※サンディング処理にてレイタンス、エフロ除去作業

    乾燥条件の確保

    緻密なコンクリートは水分が抜けにくいため乾燥が遅く、内部水分がコンクリート内に残りやすく、塗装後に膨れや付着不良が生じやすくなります。4週間以上の乾燥養生を確保し、施工前には含水率を測定し、5%以下を目安に乾燥させることが望ましいとされています。冬季や湿潤環境では特に注意が必要になります。
    また2階以上の床は、更に水分が抜けにくく、乾燥養生の期間を必要とします。

    塗料選定の検討

    緻密なコンクリートには、一般的な塗料よりも耐久性や耐摩耗性に優れた塗料の選定が必要です。代表的には、
    – 二液エポキシ塗料、二液エポキシウレタン塗料(耐汚染性、耐摩耗性に優れる)
    – 二液アクリルウレタン塗料(耐摩耗性が高い)
    などが推奨材料になります。用途や現場使用環境に適した材料を選定することが重要です。

    まとめ

    緻密なコンクリートは耐久性に優れる反面、塗装においては「密着不良」といった課題が顕在化します。
    これに対応するには、表面処理・含水率管理・適切なプライマー選定が不可欠になります。コンクリートは全て同じだと考えて画一的に対応すると、施工を進めても剥がれてしまい、何のために塗装したのか分からなくなってしまします。
    弊社には緻密なコンクリートにも付着を確保するプライマーがラインナップされており、対応が可能です。

    緻密なコンクリート面に対応したプライマー
    ① フロアトップアクアプライマーハエレオ(水性系)
    ② 強化コンクリート用プライマー(溶剤系)
    剥がれて困っている現場がありましたら、弊社にご相談ください。

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