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工場の床を塗る前に知っておきたい有機溶剤の取扱いについて!!

    執筆者: LW

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    目次

    はじめに

    近年、働き方の多様化や施工が容易な製品の普及、コスト削減ニーズの高まりから従業員の方たちで工場の床を塗装する機会が増えてきています。床の塗装は耐久性と美観を向上する上で有効な手段ではありますが、中には有機溶剤が含まれている塗料もあり、危険を伴うケースがあります。
    床を綺麗に仕上げることも大切ですが、本コラムでは安全に作業を終えるための有機溶剤の取扱いについて解説していきます。

    溶剤型塗料とは

    溶剤型塗料についてはこちらのコラムで解説しておりますのでご参照ください。

    『塗り床材選びのポイント 種類と特徴を徹底解説』

    性能や作業性・揮発性を上げるために有機溶剤が含まれており、水性型と比較してコストも安価なため、多くのユーザーに使用されております。
    しかし、一方で肺や皮膚、眼などから体内に吸収されると人体へ悪影響を及ぼしたり、引火点が低いため、火災に繋がる可能性があります。
    こうした危険性もあることから、法律で有機溶剤の取り扱い方法が定められています。

    関係法令

    自社で床の塗り替えを行う際にも、使用する塗料によっては以下のような法令に関係するケースもあります。

    • 労働安全衛生法
      安全で健康に働くための基本的なルール
    • 有機溶剤中毒予防規則
      保護具や換気、健康診断、作業主任者の設置などを定めた中心的な規則
    • 労働安全衛生規則
      作業場所の換気や立入禁止などに日常管理におけるルール
    • 消防法
      危険物の保管や火気管理方法などについて定められた規則
      ※使用する塗料によっては特定化学物質障害予防規則が適用される例もあります。

    資格・教育について

    有機溶剤を取り扱う作業では、事業者と作業者それぞれに守るべきルールがあります。

    • 有機溶剤作業主任者
      労働安全衛生法と有機溶剤中毒予防規則により、事業者は必ず1名以上専任する必要があります。
      作業方法の指導、換気や保護具の確認、作業者の健康管理の監督が求められています。
    • 作業者への教育
      有機溶剤中毒予防規則・労働安全衛生法により、作業者は有機溶剤作業に関する危険性や保護具の使い方、作業手順などの教育を受けることが義務付けられています。

    SDS(安全データシート)の重要性

    溶剤型・水性型塗料を問わず、こうした化学品全般の危険性や安全な取り扱い方法をまとめた、SDS(安全データシート)を作業前に必ず確認する必要があります。

    SDSには

    • 関係する法令(有機則・特化則・消防法など)
    • 健康への影響(呼吸器や目、皮膚、発がん性など)
    • 緊急時の対応(体に付着したり吸入した際の対応など)
    • 作業時の注意(換気方法、防火対策、どんな保護具を着用したら良いかなど)
      などが記載されており、安全に作業を行う上で欠かせない書類になります。

    SDSの必要性や読み取り方はこちらのコラムにも記載されております。

    『SDSとは?塗料を安全に使用するために必ず確認しましょう!』

    おわりに

    いかがでしたでしょうか。
    有機溶剤を取り扱う作業を安全に行うためには、法律やSDSの確認が重要になります。
    昨今では作業者や環境への配慮から、溶剤型塗料と性能に遜色のない水性型の塗料も主流になってきております。
    塗料の取扱い方法以外にも、材料の選定や現場調査なども対応可能ですので、ぜひ一度弊社までお問い合わせください。

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