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「環境改善に最適 温度測定お役立ち器具」~暑さから社員を守る為にはデータが必要~

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はじめに

「今年の夏も暑かったですね」という言葉、毎年のように聞かれるようになりました。温暖化の影響で、これからもさらに暑さが厳しくなることを見据えていかなければいけません。工場内で作業される方だけでなく、管理者・営繕担当者の方も、作業環境の改善や電気代削減・※電力ピークカットについても考えなければなりません。

その対策の一つとして注目されているのが[遮熱]です。

遮熱とは、熱を遮断または反射することで、物体や空間の温度上昇を防ぐ技術や方法を指します。主に夏季の暑さを軽減するために用いられます。

主な遮熱技術や素材びは、以下のようなものがあります。

  1. 遮熱塗料: 表面に塗布することで、太陽光を反射し、熱の吸収を抑えます。
  2. 断熱材: 建物の壁や屋根に使用し、熱の移動を防ぐことで室内温度を安定させます。
  3. カーテンやブラインド: 特殊な素材を使用したものは、外からの熱を遮断する効果があります。
  4. 窓フィルム: UVや赤外線を反射することで、室内の温度上昇を抑制します。

遮熱を効果的に行うことで、冷暖房効率が向上し、エネルギーコストの削減や快適な居住空間の確保につながります。

当社でも屋根の遮熱塗料として、「アクアルーフ」や「遮熱バリアルーフSi」などの製品をご用意しています。ぜひご検討ください。

アクアルーフカタログの表紙

遮熱バリアルーフSiカタログの表紙

目次

遮熱効果の検証

遮熱対策で屋根塗装を行った場合、効果を体感だけで評価することは難しく、直ぐに慣れてしまうこともあります。
どれほどの効果があったかをきちんと検証することは、同対策が有効だったのか?今後の計画を継続するのか?
社内に対しての報告も含めて非常に重要です。

では、どのようにして遮熱効果を検証すればよいでしょうか。
以下の3つの方法が一般的に用いられます。

  1. 赤外線サーモグラフィー
  2. 温度記録計(データロガー/おんどとり)
  3. 温湿度計(WBGT測定器)

それぞれ詳細を以下に説明しますが、重要なポイントとして、塗装前のデータも取得しておくことを忘れないでください。比較対象がないと正確な検証が難しくなるためです。

1.サーモグラフフィー

「サーモグラフィー」や「サーモ画像」を見たり聞いたりしたことはあるかもしれませんが、これは物体の温度分布を可視化するための技術です。
赤外線を利用して温度の違いを色で表現するため、目には見えない温度差を視覚的に捉えることができます。ただし、温度の測定は周囲の環境に影響を受けやすいため、測定時の条件を統一することが重要です。正確な効果を確認するためには、外気温や日射条件を考慮しながら、定期的に記録を取ることが推奨されます。

サーモの画像

温度分布を色で示した視覚化画像

メリットとしては、以下の点が挙げられます。
非接触測定: 物体に直接触れずに温度を測定できるため、精密な測定が可能です。
迅速なデータ収集: 大面積を短時間で測定できるため、広範囲の温度分布を効率的に記録できます。
視覚化: 温度分布を色で示すため、温度の違いを視覚的に捉えることが容易です。

2.温度記録計(データロガー/おんどとり)

データロガー(おんどとり)は、時間の経過とともに環境データを自動的に記録する装置です。温度、湿度、圧力、光、振動など、さまざまな環境要素を測定し、複数のセンサーと組み合わせて使用されます。

温度分布を色で示した視覚化画像

メリットとしては、以下の点が挙げられます。
自動記録: 手動でデータを記録する必要がなく、自動で定期的に測定を行います。
データの保存: 内蔵メモリにデータを保存し、後で分析や評価を行うことができます。

3.温湿度計(WBGT測定器)

前述の2つの方法は、主に屋根表面や裏面の温度観測、データ収集に役立ちますが、実際の作業空間のデータが必要な場合は、温湿度計測定が有効です。
近年では暑さ指数(WBGT)を基準に管理されている現場も増えており、その場合はWBGTが測定できる機器が必要となります。

暑さ指数(WBGT:熱中症のリスクを評価するために用いられる指標です。温度、湿度、風速、放射熱など、さまざまな要因を総合的に考慮して、実際の体感温度を示します。特に、屋外での労働やスポーツ活動において、熱ストレスを評価するために重要な指標です。

まとめ

当社では、屋根塗料の販売だけでなく、データ収集のサポートも行っています。遮熱効果の検証を考えている方は、ぜひご検討ください。

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