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工場の床はなぜ色分けが多くされているのでしょう?

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はじめに

製造工場を訪問すると、床にグリーンが多く塗られていることに気がつくかもしれません。これはなぜでしょうか?
工場では、企業ごとに企業カラーがあり、エリアごとの区画を明確にして安全を図るために色分けしています。
例えば、通路、歩行帯、停止線、横断歩道と分けただけでも4色使用します。
企業カラーに合わせて工場全体の配色を決めている企業もあります。

色には心理的な効果があります。
特にグリーンは自然色で癒しや心を安定させ、リラックスさせてくれます。
採用現場の一例ですがそれぞれ落ち着いた空間に見えませんか?

目次

色には心理的な効果がある

ホワイト
  • 光を反射して明るくみせる
  • 集中力アップ
  • 清掃に対する意欲がアップ(清潔感)
レッド
  • 注意喚起を促す
  • 情熱や興奮
ブルー
  • 集中力を高め、作業効率をあげる
  • 落ち着きやリラックス効果
  • 事務所や研究施設に集中力を要する場所に最適
イエロー
  • 楽しくさせる
  • 注意喚起を促す
グリーン
  • 癒しやリラックス効果
  • 目の疲れを軽減
グレー
  • 冷静にさせる
  • 感情の抑制
パープル
  • 神秘性や創造性を促す
  • 創造的なアイディアを引き出す

なぜ色を分けるのか?

例えば、通路や歩行帯、停止線、横断歩道を分けずに通行した場合、どのようなリスクが生じるでしょうか?明確に区分けされてないことにより、事故が発生する危険性が高まります。
通路を斜め横断する
停止線で止まらず通行する
ながらスマホなどの危険行為を行う
これらの行動が接触事故や労災事故につながる可能性があります。

実際に事故が発生した際には、「大丈夫だと思った」、「日頃慣れているから問題ないと思った」といった安全意識の低下やルールを守らなかったことが、ヒヤリハットや事故につながったケースがほとんどです。
また、運転手が十分に注意をしていても、作業範囲に突然他の従業員が入ってしまうと、接触事故のリスクが大幅に高まります。
さらに、曲がり角や物があふれている箇所は死角となり、衝突の危険が増す要因となります。
このような事故を防ぐためにも、適切な通路の区分けとルールの徹底が不可欠です。

置き場所がなく、壁際に置いている工場の写真

きれいに整頓されている工場の写真

色を組み合わせることでエリアを明確にして作業効率アップや安全を確保する

例えば、色の組み合わせ

色の組み合わせでフォークリフトやトラックと歩行者の通路をゾーニングすることで、動線を明確にし、事故を未然に防ぐことができます。

また、部品置き場や製品置き場を明確に区分することで、余計な作業を減らし作業効率を向上させることができます。

まとめ

色の配色によって、視認性が変わることで作業効率や安全性も大きく向上します。
ただ塗装するのではなく、安全対策を考慮した配色で作業環境を改善してみてはいかがでしょうか?
床の改修に関するお悩みがございましたら、ぜひご相談ください。

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