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布張って強度が増すよ 水防ちゃん 地震の揺れから漏水予防

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概要

皆さん地震と聞いて何を思い浮かべますか?最近では、宮崎県で大きな地震がありましたね。
また、2024年元旦に発生した石川県の地震も非常に記憶に新しいと思います。
過去には、阪神淡路大震災や東日本大震災など、忘れられない大地震もありました。
近年では「南海トラフ地震」や「都市直下型」が予測されています。

こうした地震は建物に多大な影響を与えるだけでなく、雨水による追加の損害も懸念されます。こうしたリスクから建物を守るためには、防水保護が非常に重要です。地震後の建物の防水対策は、建物の長期的な維持管理にも不可欠な要素となります。適切な防水対策を施すことで、地震による漏水被害を最小限に抑えることが可能です。

目次

漏水による建物の被害

漏水による建物の被害

漏水による建物の被害はさまざまです。

  • 基礎の劣化
  • 壁や天井のひび割れ
  • 壁紙や塗装の剥がれ
  • 床材の変形
  • カビの発生及び悪臭発生

漏水発生箇所

漏水発生箇所

漏水が発生する箇所はさまざまあります。

・外壁
外壁にひび割れや亀裂があると、そこから雨水が内部に浸入することがあります。コンクリートやレンガ、サイディングの壁に多い問題です。
・屋上屋根
特にフラットな屋上の場合、防水処理が不十分であったり、屋上の仕上げが劣化していると、雨水が浸透することがあります。
・雨樋
雨樋が詰まったり、破損したりすると、雨水が正しく排水されずに屋根や外壁に溜まり、漏水を引き起こすことがあります。
・窓やドア
窓やドアの周囲のシーリングが劣化していたり、取り付けが不完全であったりすると、そこから漏水が発生することがあります。
・基礎
基礎部分にひび割れがあると、地下室や1階の床に雨水が浸入することがあります。特に雨水が基礎に浸透しやすい場所では問題が発生しやすいです。

その中でも今回は屋上屋根の防水材について紹介します。

アトレーヌ水性防水材

アトレーヌ水性防水材

漏水対策には防水材の施工が有効です。
当社では、簡単に施工ができる「水性防水材」という製品をご用意しています。
名前の通り、水性でローラーを使って施工が可能です。
詳しくは、こちらの記事でご紹介しておりますので、ぜひご覧ください。

超簡単!全知全能の防水材

強度を上げる補強布仕様

強度を上げる補強布仕様

水性防水材だけでも十分な効果がありますが、補強布(補強する布)を使用することで材料の構造を強化し、外部からの力を分散させる役割を果たします。力を均等に分散させることで、全体の強度が向上します。

さらに、補強布は材料の疲労強度(繰り返しの負荷に対する耐性)も改善します。繊維が均等に配置されることで、繰り返されるストレスや振動に対する耐性が高まります。

その結果、基材のひび割れや裂け目を防ぎ、補強布が表面に張られることで、ひび割れが広がりにくくなり、基材の耐久性がさらに向上します。

部分的な補強

部分的な補強

部分的なクラックやシートの継ぎ目のみを補強する布もご用意しており、現場の環境に応じて最適な選択が可能です。

補強布の種類

補強布にはさまざまな種類があり、使用の目的や施工箇所に応じて使い分けることができます。

ボランス

ボランス

上記写真で使用している補強布は「ボランス」という製品です。
こちらはバランスがよくオールマイティな補強布になります。

ポリクロス

ポリクロス

こちらは「ポリクロス」です。
柔らかい素材のため、多少の凹凸には対応可能です。
また、張り直しの際も動かしやすくなりますが、仕上がりにはクロス目が残ることがあります。

まとめ

ポリクロス

今回は、地震による漏水対策についてご紹介しました。
実際、漏水の要因はさまざまですが、特に雨の影響を受けやすい屋上や屋根の対策は最も重要です。
漏水対策は、建物の長寿命化やコスト削減、さらには健康維持において欠かせません。定期的な点検と適切な対策を行うことで、漏水による問題を予防し、快適で安全な生活環境を保つことができます。ぜひ、対策をご検討ください。

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